俳句の風景
宇 咲 冬 男
「香港へ 七句」
列島や海を衣の春匂ふ
国を出づ春嶺もろとも海傾ぎ
空航く春「魚の泪」の句を思ふ
遠州忌を旅券に押さる異国文学
異国の地踏み臍の緒の春の月
摩天楼超ゆ春月のおほどかや
妻の髪黒し香港の春白し
(句集『乾坤』より)
俳句の風景
宇 咲 冬 男
「香港へ 七句」
列島や海を衣の春匂ふ
国を出づ春嶺もろとも海傾ぎ
空航く春「魚の泪」の句を思ふ
遠州忌を旅券に押さる異国文学
異国の地踏み臍の緒の春の月
摩天楼超ゆ春月のおほどかや
妻の髪黒し香港の春白し
(句集『乾坤』より)